元仮面女子・窪田美沙のアイドル時代「一つひとつを丁寧に」女優への挑戦にかける思い

2023.03.23 08:57
窪田美沙/(c)IPPO

「挑戦しつづける人を応援したい!」WEBメディア・IPPOはこんな気持ちから生まれました。
そんな、「挑戦しつづける人」をもっとピックアップしたインタビュー企画が誕生!


著名人の過去や、人生観、価値観、これから目指すこと、現在の活動にフォーカスして取材を行い、読者の人生の悩みや不安のヒントになるような人物像に迫るインタビュー連載をおこなっていきます!

記念となる第1回目には、元・仮面女子の窪田美沙さんが登場してくれました!
2019年に同グループを卒業し、その後は女優に転身。現在開催中の舞台「ラストアンコール死者の夜明け」への出演など、演技の面での活躍はもちろん、現在(2023年3月時点)では36万人のフォロワーを持つTiktokerとしても大きな注目を集めている窪田さん。

アイドル時代から現在まで、改めて振り返る思い出や、これからの活動についてなど、さまざまな思いを語っていただきました。

●アイドル時代は「一つひとつを丁寧に」を意識

窪田美沙/(c)IPPO

――なぜアイドルになろうと思ったのか、きっかけを教えてください。

窪田さん(以下敬称略):幼稚園の時にモーニング娘。さんが好きで、小学生の時には漠然とですがアイドルになりたいと 思っていました。中学校に上がる頃には女優にも憧れを抱くようになっていました。そして高校生 で同級生から、「アイドルのオーディションを受けてみない?」と誘われたのをきっかけに、アイドル という夢が現実を帯びはじめ、「挑戦してみよう」といくつかのオーディションに参加しました。

窪田:だけどアイドルになるための壁は高く、結果は不合格ばかり。しかしその結果は私の負けず嫌いな性格に火をつけました。落ちるたびに「絶対になってやろう」という気持ちが高まり、挑戦し続けた結果、高校卒業の頃に「仮面女子」というアイドルグループのオーディションに合格し、晴れてアイドルになることが出来ました。

窪田美沙/(c)IPPO

――アイドル時代、どんなことが楽しかったですか?

窪田:色んな場所に行ってライブができたことです。専用劇場での公演に加え、全国各地へ飛んでいってライブをさせていただいたのは、いま振り返っても貴重な経験だったな、と思います。他にも数え切れないほど色々な場所へ行かせていただきました。北は北海道、南は鹿児島県の与論島まで!

●中でも印象に残っている場所は

窪田:なかでも福井県鯖江市は、グループが「めがねのまちさばえ大使」に任命されたこともあり何度か訪れたのですが、本当に大好きな場所です。市内のさまざまな場所でライブをしたのですが、どこへ行っても人があたたかいのが印象的でした。お祭りに参加したり、めがねミュージアムへ行ったり、お寺や人の家の前でライブをしたり……。

――人の家の前!(笑)


窪田:そう、すごく面白かったんです(笑)。そのくらい街全体が私たちを受け入れてくれましたし、私も家族のように感じていました。卒業してコロナ禍に入って、県外へ行く機会も減りましたが、落ち着いたらまた訪れたい場所のひとつです。

窪田美沙/(c)IPPO

――大変だけど頑張っていたこと、やり甲斐を感じていたことはありますか?


窪田:アイドル時代は、毎日ライブをしていました。所属グループが「365日ライブをしているアイドル」というコンセプトで活動していて、私が入った頃は本当に一日も休みがありませんでした。深夜に練習してほぼ徹夜のような状態でライブに出ることも。私は寝るのがとても好きなのですが睡眠時間は平均5〜6時間ほど、車移動で遠征するなど、若かったとはいえ体力的には大変でした。

窪田:そんな中でもこだわっていたのは、毎日ライブがあるからこそ一回一回、一曲一曲を丁寧にやることでした。自分がどんなに過酷な状況でも、そのライブは一度きりだという意識をもって日々活動をしていました。そんな意識を保てたのは、お客さんのお陰でした。「仮面女子」のファンの方は本当に優しいんです。グループや私の夢を心から応援してくれて、嬉しいことも悲しいことも自分のことのように喜んだり悲しんだりしてくれる。気付いたら私だけの夢ではなく、ファンの方の夢も背負っていたので、より一層頑張らなきゃ! と奮い立つことができたんです。

窪田:…これはちょっと自慢なんですが、私のファンの方はファン同士がとても仲良しなんです。遠征も一緒に行って楽しんでいたり、とにかく本当に楽しそうで、私はとても嬉しく微笑ましい気持ちでいました。女性ファンも中学生の子がいたりして。

――中学生も! 美沙さんが小中学生のときに憧れていたような気持ちで応援されているのでしょうか。


窪田:ふふ、それだと嬉しいですね。

1 2

関連記事

© ippo news All rights reserved